ビターエンダーと共同通信杯

ってことで

ビターエンダーの重賞2戦目

共同通信杯を観戦してきました。

結果は……滅茶苦茶悔しい!

写真判定まで持ち込んだんですが

あまりに惜しいハナ差2着でした。

ただ内容はとても良かったですね。

前走とは別馬レベルの走り。

素質の高さを証明する力走に

かっぺも大興奮のレースでした。

何より、見ていて面白いレースでしたね。

最後の叩き合いは凄い迫力で

エンダーと一緒に戦っている気分でした。

京成杯の帰り道はがっくり俯きながらでしたが

今回は清々しい気分で帰路につきましたよ。

ってことで

そんな共同通信杯を振り返っていきたいと思います。










まずパドック

第10レースを無視して駆けつけたのに

すでにたくさん人がいましたね。

さすが重賞。

前回は前の人にちょっとだけ入れてもらって

エンダーにあいさつできたのですが……

今回は人がびっちりで厳しかったです。

仕方なく2~3列目くらいで待っていると

エンダーが入って来ました。

集中しているのか下を向いていて

こっちには気づいてくれそうにない……

と、思いきや

近づいてきたときに目が合うと

軽く頭を振ってあいさつしてくれました。


「かっぺさん、こんちゃーっす!」


って感じでした。

あの人ごみの中から私を見つけてくれるとは……。

可愛すぎるだろ、この馬……。

で、エンダーのパドックでの雄姿を

撮影しようと思ったのですが

人垣が邪魔で上手く撮れそうになかったので

私は仕方なく少し離れた位置に移動。

これじゃさすがにカメラ目線は決めてくれないかな……

まあ、エンダーの雄姿が撮れればそれで良いか……

なんて思いながら撮影していると



ビターエンダー15.jpg



ばっちりカメラ目線を決めてくれました。

しかもわざわざこっちを振り向いて。

可愛いなあ!

可愛いなあエンダーは!

ほっこりしました。

しかも前走元気の無さそうな眼差しでしたが

今回はあの初勝利のときと同じように力強く


「かっぺさん、今日やれます!」


と言ってるようでした。

そうか~、今日やれるか~、そうか~。

が、心温まる時間はここまで。

ここからは勝負の時間です。

私はエンダー以外の馬もチェックしました。

まず、エン

顔がエンダーと被ってるなって思いました。

以上です。

で、エンダー

きびきびと歩いていて

なんか闘志がみなぎっている感じでした。

馬体も引き締まってるし……

体重いくつ?

気になって馬体重をチェック。

-10kgの表示。

仕上がってる!

仕上がってるよエンダー!


よしよしと、思いました。

しかし、重賞ですから

喜んでもいられません。

ライバルたちもさぞ仕上がっていることでしょう。

私はさらに他の馬もチェック。

ココロノトウダイ

うん、普通。

シングンバズーカ

はい。

はい。

アジュバント

えっと……がんばれ?

ダーリントンホール

なかなかだけど

なんでちょっとオラついてるの?

フィリオアレグロ

うん?

何かお腹ぽっこりしてる?

+18kg?

舐めてるの?

マイラプソディ

何て言うか……

もっとすごい馬なのかと思ってたけど

うん……普通。

シコウ

お疲れ様で~す。



って感じで全頭チェックした結果

ビターエンダーがダントツでした。

京成杯の時はさすが重賞というか

一番良いとまでは言えませんでしたが

今回は自信を持って一番良いと言えました。

間違いなく前走以上の走りをしてくれる。

確信を持ったまま私はパドックを後に……。










そして本馬場入場



ビターエンダー16.jpg



エンダーは珍しくヘドバンしながら出てきました。

ミナリク騎手と初コンビだし……

変に気の悪さを出したらいやだな……。

とちょっと心配したんですが



ビターエンダー17.jpg



キャンターは恐ろしく静かに降り立ち

軽やかなフットワークを披露しました。

素晴らしい!

思わず声が漏れました。

で、そう言えばと思い返してみると

マイラプソディとフィリオアレグロが

一緒に返し馬に入るところ……。



ビターエンダー18.jpg



フィリオがなんかいきってる……。

マイラプソディは……やっぱり普通。

前走のスカイグルーヴとかは

「あ、これ良い馬だわ」

と認めざるを得ないレベルでしたが

マイラプソディは何か普通。

実は大したことないんじゃね……?

私の頭に一瞬そんな考えが浮かびましたが

しかし前日のクイーンカップで

ミヤマザクラが勝利してましたし

言っても勝負仕上げではないと思うので

そんなものかなと思いました。

なので三連単は

エンダーからマイラプの全頭ながしで購入。

最後の直線

エンダーとマイラプの一騎打ちから

エンダーが華麗に抜け出して勝利!

というのを想像してました。










そしてレース。

私は今回もターフビジョンを見ていました。

何にしてもスタートが大事。

特に今週の府中は圧倒的な前残り馬場。

後ろからではまず届かない。

決めてくれ!

と祈ったところでスタート。



ビターエンダー19.jpg



一頭遅れる馬の影が見え

一瞬で血の気が引きました。

が、エンダーではありません。

アジュバント……ご愁傷さまです。

そんなことを思っていると

エンダーが先頭集団の一角に。

よしよしよし!

自然と声が出ました。

そして馬群は向正面へ。

私は再びターフビジョンを見ました。



ビターエンダー20.jpg



エンダーは結局先頭へ。

よし、それで良い!

逃げ馬は勝っていないというデータがありましたが

私は前日、脳内シミュレーションを繰り返した結果

行けるならハナを切った方が良いと結論づけました。

と、言うのも……

前日のレースを見ると

4コーナーの内側がひどく傷んでおり

そこを通った馬達がことごとく馬群に沈んでいたので

そこだけは通ってはだめだと思いました。

ただエンダーは今回内枠なので

好位のインとかにいると

外の馬からのプレッシャーで

そこを通らされるのではないかと

それがひどく心配でした。

なので自分で進路を選択できる

ハナか単独の2番手を取るべきだというのが

別に誰が聞いているわけでもないのに

私の考えた最良の作戦でした。

そんな私の脳内作戦を知ってか知らずか

ミナリク騎手は馬場のやや外目を通りながら

馬群を引き連れて問題の第4コーナーへ。

若干モヤがかかっていて

肉眼では動きが分からなかったので

私は再びターフビジョンを見ました。

エンダーの内から加速するエン。

エンダーは内を空けていました。

よし!

よし!


思い描いていたとおりの進路取りで直線へ。

ペースはスロー。

馬群は横並び。

あとは決め手勝負!

ここで私は

追い切りを見て立てた

自分の仮説を思いだしました。

エンダーが前走の敗戦を受けてモデルチェンジし

脚の回転数を上げてきているというもの。

これが正しければ

この決め手勝負でも抜け出せるはず。

果たして!

一瞬息を飲んだ後に

結論が出ました。



ビターエンダー21.jpg



馬群から抜け出すエンダー!

抜群の加速でした。

後方の馬達はまだもがいています。

明らかに推進力が違います。

フィリオアレグロもマイラプソディも

捕まえに来る様子はありません。

よし!

よし!

よし!


勝利の2文字が頭をよぎりました。

しかし、さすが重賞。

そう簡単には行きません。

内からもう一頭

ロイヤルブルーの勝負服が追いかけて来ました。

ダーリントンホールとルメール先生です。

ダーリントンホールもまた

素晴らしい加速で馬群を抜け出し

その勢いでエンダーに食らいつきました。

まずい!

私の声色が焦りに変わりました。

相手は後ろから脚を伸ばしてきて

完全にエンダーを捕えんとする勢い。

エンダー! もう一回だ!

泣きごとのように叫びます。

が、エンダーはそれに応えてくれました。



ビターエンダー22.jpg



脚の回転を上げると、さらに加速。

抜けようとしたダーリントンホールを

頭一つ抜き返しました。

しかしダーリントンホールも食い下がります。

勝負は2頭の壮絶な叩き合い。

後ろは完全に3着争いとなっていました。

行け! あとちょっとだ!

エンダー!

エンダー!

エンダー!

叫び続ける私。

その刹那、体勢を崩すエンダーが見えました。

あぁ……!

溜息が漏れそうになりましたが

それでもエンダーはもう一度加速しました。

何という闘志!

まさに不屈!

エンダー!

エンダー!

私も声を出し続けました。

そして2頭はなだれ込むようにゴールへ



ビターエンダー23.jpg



どっちだー!?

ゴールの瞬間、そう叫びました。

熱戦に興奮しすぎて

一番肝心なゴールシーンで

あらぬ方向を撮影するマヌケっぷり。

いえ、我も忘れてしまうほど

凄まじい叩き合いでした。

ただ、正直なところ

エンダーの方が不利には見えていました。

それでも奇跡を信じて、ただ祈りました。

しかし場内にストップモーションが流れ

私の祈りが届かなかったことを知りました。

その日はとても寒い東京競馬場でしたが

私は気が付けば汗だくでした。

敗北……。

2度目の重賞挑戦は

本当にあと少しのところで

勝利を逃す結果となりました。

しかし、エンダーは素晴らしい走りをしてくれました。

私は負けた悔しさよりも

これだけ素晴らしい走りを見せてくれたエンダーを

誇らしく思い、高揚していました。

スタンドはマイラプソディが4着に敗れたことを知り

酷く落胆したような雰囲気でした。

私はそんなスタンドを見ながら、胸を張りました。

見たか!
これがビターエンダーだ!


と……。

負けはしましたが、勝ちに等しい内容。

私は清々しい気分のまま

昼飯も食べていなかったすきっ腹にラーメンを流し込み

最終レースを笑顔で見届けると

東京競馬場を後にしました。

そして、清々しい気分でのんびりしすぎたため

帰りのバスの時間がギリギリであることに気づき

死にもの狂いでバス停まで走り

再び汗だくになるのでした。










ってな感じで

共同通信杯を見届けてきたんですが

ちょっとレースを振り返ってみましょうか。

前半は思った通りに運べたと思います。

今日はエンダーも俄然やる気でしたからね。

ミナリク騎手も相沢先生も

正直ハナや想定していなかったようですが

私的にはがっつり想定していたので

何の文句もないレース運びでした。

ただ、完全に結果論なんですけど

4角でもう1頭分、内を回りたかったですね。



ビターエンダー25.jpg



画像で×を入れているところがダメなゾーン。

私的には?のゾーンもダメそうに見えましたが

実はここ、ギリギリ行けたゾーンかもしれません。

そしてそのギリギリを勝ち馬に突かれました。

そこのコースを取らせなければ

エンダーが1頭分くらい抜けていたと思います。

ただ、それでも最後の最後まで

エンダーもしっかり伸びていましたから

コース取り自体、致命的ではなかったと思います。

むしろ、最終的に勝負を決めたのはコレです↓



ビターエンダー26.jpg



あの一瞬体勢が崩れた瞬間って

ダーリントンホールにタックルされてたんですね。

ビターエンダー460kg

ダーリントンホール526kg


体重差66kgのどすこいアタックですから

むしろよく失速せずに耐えたなと

エンダーの勝負根性を褒めたいところです。

ダーリントンホールも同じです。

何度もエンダーの抵抗に合いながら

最後までそれをねじ伏せようとする闘志は

本当に素晴らしいです。

ただしルメール!

テメーはダメだ!

ダーリントンは2度エンダーに寄せています

1回目は馬自身がエンダーに寄って行きました。

このときはルメール先生も

右鞭を入れて修正しようとしています。

が、直後に左鞭を放ち

ゴールする瞬間、もう一度寄せてきました。

さてはわざとだな。

まあ2012年ジャパンカップ基準で言えば

この程度の接触はセーフ判定なので

私も結果についてはとやかく言いませんけど。

ルメールは絶許。

この恨みは次走できっちり晴らします。

次走ではエンダーの

噛みつき攻撃がルメールを襲います!

多分ね。

まあでも良いレースでしたね。

一人の競馬ファンとして

あの叩き合いを目の前で見れたことは

とても良かったと思いました。

それと、エンダーにとっても

またまた収穫の多いレースでした。

まずスタートをしっかり決められたこと。

先頭に立っても自分のペースを守れたこと。

上り勝負でもしっかり加速しきれたこと。

そして叩き合いでも負けなかったこと。
(着順の話ではない)

馬自身、一つのレースで色々経験できて

本当に次につながるレースだったと思います。

そして今回勝ちきれなかったことで

またエンダー自身が自分を見つめ直し

次走はさらに強くなって

我々の前に帰ってきてくれると思います。










ってことで

共同通信杯で堂々戦ったエンダー。

結果はちょっと残念でしたけど

賞金も加算できましたし

まだ油断はできませんが

例年通りならクラシックに出走できそうです。

まだ正式には発表されていませんが

どうやら皐月賞へ直行するようですね。

一応気になったので調べてみました。

エンダーは皐月賞出走予定の馬の中では

賞金が11番目タイですね。

同じ賞金額でストーンリッジがいます。

ここにトライアル組8頭に

確実に収得賞金が上回って来るだろう

毎日杯の1・2着馬&すみれS1着馬の

合計11頭が追加されると

エンダーは出走できないことになります。

なので最低でも4頭が回避するか

優先出走権を賞金上位が潰すなど

他馬の助けも必要になってきます。

抽選を避けるなら枠が5つ空く必要があります。

なので、今後のトライアルの動向次第です。

ディープインパクト記念こと弥生賞には

ブラックホールとワーケアが出走。

両方権利を取ってくれるのが理想ですが

ここは実力的にも混沌としそうです。

最悪ワーケアだけでも権利をとって欲しいです。

ブラックホールは3着以内ならそれで良いですし

4着以下に沈んだら同じ相沢厩舎ですし

枠を譲ってくれるよね……?

ね?


ってことで、2枠は潰れる想定。

スプリングSは超豪華

サリオスにヴェルトライゼンデ

サクセッションが出走予定。

しかもサリオスとサクセッションは

皐月に行くか迷っているようなので

結果が出なくて路線変更でも枠ができますし

権利を取ってくれても枠ができます。

ヴェルトライゼンデも強いので

ここはいずれにしても3枠潰れそうです。

そうするともう5枠できますから

エンダー出走できそうです。

さらに毎日杯に関して言えば

皐月賞までの間隔が短いので

ここの1・2着馬が両方出てくるとは

正直考えずらいところです。

アルアインの例はありますが

他は大体ダービーやNHKマイルなど

5月に向けたステップレース扱いです。

なので1枠はできるでしょう。

そうすると6枠空く想定なので

何だかんだ例年のごとく

収得賞金900万の抽選

って感じではないでしょうか?

出走さえできればこっちのもの

私は今回のレースを見て

G1級相手でも勝負できると感じました。

少なくとも馬群に沈む姿は

まったく想像できません。

強敵相手でも食らいついてくれることでしょう。

だからみんな!

エンダーに枠を分けてくれ!





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この記事へのコメント

しょうたそ
2020年02月18日 17:39
晴れやかな、清々しい気分で東京競馬場を後に出来ました。
入線後「これがビターエンダーだ!」とスタンドの観客に叫びたい気持ちでいっぱいでした、痺れたレースでした。
皐月賞除外の可能性は低いと思いますが、パドックやゲートの出をみるとエンダーは叩き良化型と感じるのでまた大人しくなっちゃうんじゃないか心配ですけど、厩舎の力を信じます。
また楽しい日々が続くので、エンダーには感謝しっぱなしです。
いなかっぺ
2020年02月19日 00:58
>しょうたそさん
京成杯はソエの経過を気にしながらで、強い負荷をかけられなかったのもあったんだと思います。
今回はエメラルファイトとしっかり合わせて、体も仕上げて来ましたから、相沢先生もそこんとこは分かった上で本番に向けて仕上げてくれるのではないでしょうか?
何にせよ、まずは「脚元に問題なし」のレポートが欲しいですね。
あれだけの叩き合いで問題なければ、今後は脚元を気にする心配もないと思います。
そうであれば、皐月賞に向けて良い負荷がかけられると思うので、直行でも問題はないと思います。
まだ確定ではありませんが、クラシック出走という夢が手の届くところまで来ています。
ワクワクしますね。