かっぺの視点から見るクマと人間

最近毎年恒例と化していますが

今年もまたクマが人里に現れて

人間がてんやわんやするというニュースが

たくさん流れてきていますね。

私の地元はクマよりもシカだらけで

クマは超レアキャラなんですが

それでも同じかっぺとして

いつも憤りを感じていることがあるので

ここに書かせて頂きたいと思います。

それはこうしたクマのニュースが出たとき

必ず掲示板などで書かれる

「クマが可哀想」

とう意見についてです。

まあ、これに関して言えば

「可哀想ですね」

としか言いようがないですが

問題は

どうして「可哀想」なことになっているのか?

です。

これについて掲示板やヤフコメなどを見ていると

全部野蛮な田舎者のせい

という意見が目立ちます。

田舎者のエゴによって

クマの生息域が奪われているそうです。

先進的で慈愛に満ち溢れた

都会の愛護家様方は

御仏のような微笑みをもって

そのようにおっしゃられるのです。

その脚元で、多くの命を踏みにじりながらね。

そもそも

絶賛過疎化&高齢化中で

限界集落待ったなしのかっぺ達に

クマの生息域を奪う元気なんてないんですけどね。

むしろクマに生息域を奪われてますが?

じゃあ、誰がクマの生息域を奪っているかって言うと

高度な文明の中で映えておられる

都会人の皆様でございますことよ!

それはどういうことか?

まず、人間の行為の中で

山をごっそり切り拓くような行為って

何だと思いますか?

林業?
農地開拓?

違います。

これらです↓

・大規模住宅地(ベッドタウン)
・ダム
・採石場
・ゴルフ場等大型レジャー施設
・別荘地


お分かりいただけますかね?

全て皆さんのための施設であるということが

ご理解いただけますかね?

まずうちの地元にはないですが

大規模住宅地の開発。

これは平成狸合戦ぽんぽこを見てもらえれば

お分かり頂けると思います。

増えすぎた都会の人間の住居確保のため

周辺のくそ田舎が開発されるわけですね。

つまり都会人のせいです。

それからダム。

ぶっちゃけくそいなかっぺ共が水飲むだけなら

その辺の湧水や井戸だけで全然足ります。

くそいなかっぺの数は今やシカより少ないですからね。

余裕ですわ。

それなのに、なぜダムが必要なのか?

都会人の飲む水を確保するためでしょうよ。

ダムに沈んだ村の話とか知ってますよね?

クマの生息域どころか、かっぺの生息域も奪われとるわ。

あと採石場。

これ、見たことありますかね?

山のふもとからずっと見上げるまで

ごっそり山削られるんですよ。

実際クマが採石場歩いているシーンも見るので

元々彼らの場所だったのは容易に想像できます。

じゃあ、そんな採石場がなんで必要かっていうと

都会で道とかビルとか立派な施設をボコボコ建てるのに

えらい必要みたいじゃないですか。

東京オリンピックがあるんですってね?

五輪のうち赤色の輪はクマさんの血で塗られてます。

あとゴルフ場とかアウトレットとか

大規模なレジャー施設をわざわざ自然の中に作って

都会人が余暇を過ごすのに使ってるでしょ?

かっぺも使ってる?

言うほど使ってないわ!

田舎のジジイやババアはゲートボールに夢中だわ!

アウトレットなんて混むからかっぺはかっぺ専用の

車で1時間かかる、お街のイオンモールに行くわ!

そして極め付けが別荘地。

なんでわざわざ山切り拓いて作るの?

過疎化真っ最中の集落の空き家とかじゃダメなの?

終いにはそこに永住しだしたりして?

都会と比べて不便だ何だとか言って?

で、あれやこれやとまた新しい施設を建てて?

隣の土地に木や草が生え放題になってれば

やれ景観がどうだとか言って伐採させて?

そりゃクマの居場所もなくなるわ。

かっぺの居場所もなくなってるのに。

それにも拘わらず

ネットでは野蛮ないなかっぺが

クマを大量虐殺しているかのような書き込み。

猟友会だってジジイばかりで

クマ撃つ元気なんかないわ。

間接的にクマ虐殺してんのはお前らだろ。

クマ可哀想って言ってる人は

まさかそんな文明を享受してないですよね?

享受してないわけないよな?

くそ田舎に住んでるかっぺですら享受してんだから。



そもそもね、クマってのは生態系の頂点だから

エサが足りなくなるのは当たり前なんですよ。

捕食されるような弱い生き物なら

天敵がムシャムシャしてエサの競合相手減らしてくれますけど

クマは天敵が人間だけですから

人間が手を出さなきゃ増える一方です。

でも増えてどうするんです?

山のエサは無限じゃない上に

木の実や果実はシカ・イノシシとも競合します。

じゃあシカ・イノシシを食うかって話ですけど

彼らを狩るのはクマにとっても楽じゃないんです。

結果、彼らは山を降ります。

これは人間の行きすぎた愛護が原因です。

今山には、捕食者がいないんですよ。

シカを食べる動物なんて、それこそクマくらいですが

クマなんてそんないつもシカ食べたいわけじゃないですし

かと言ってたまに食べるだけでは生態系のバランスは取れない。

その結果、シカやイノシシさんたちも増えてます。

捕食者が足りないんです。

昔はニホンオオカミがいましたが

人間が全て殺しました。

その後は野犬がその役を引き受けましたが

動物を愛する皆さんの弛まぬ努力のおかげで

それらもすっかり消え去りました。

捕食者という、生態系にとって重要なポジションが

現在日本の山では担い手不足になっています。

人間がそうしてしまったんです。

にも拘わらず人間は、今何と言っていますか?

可哀想だから殺すな?

その嫌な役を引き受けていたオオカミや野犬を

自分が奪っておいて

今更になって、罪悪感があるから?

可哀想だから?

殺すな?

そんな身勝手な生態系への裏切りが

許されるとでも思ってるんですか?

あなた達の大好きなクマさんだけに

その役目を負わせますか?

確かに彼らは肉も食べますが

木の実や果物だって食べたいんです。

でもそれらは山に足りません。

人間だけが奪っているのではありません。

動物同士でも奪いあっているんです。

じゃあ、人間が捕食するかって話になるんですが

猟友会も高齢化してる上に

全国のアニマルファンの皆さんから

ありとあらゆる脅迫を受けて

動物を殺す元気なんて残ってません。

そんな脅迫するような輩はごく少数?

そうですね、ごく少数ですよ。

でもね。

今時代はインターネットなんですよ。

全国にたった10人しかいない少数派の意見でも

例えばその10人がSNSで結託して

1箇所の猟友会を攻撃したら

もうその猟友会はお手上げですよ。

怖いですね。

SNSってのは少数派の意見が

まるで多数派のようになってしまう

魔法のツールですよ、本当に。

話が脱線しましたね。

その魔法のツールを使われたせいで

猟友会はクマどころか

シカやイノシシだってまともに撃てません。

県が管理捕獲の目標出してますけど

全然達成できてないです。

そりゃあ、老骨に鞭打って動物撃っても

弾代とか差し引きゃ大した儲けにならないし

挙句の果てに顔も知らない連中から

日ごと嫌がらせを受けてたら

誰も猟友会なんてやりたくないですよね。

その結果として天敵がいなくなり

増えすぎたシカやイノシシが

クマが食べようとしていた山の幸を

根こそぎ食べていることはご存知ですか?

人間が役目を放棄したせいです。

仕方がないのでクマさんは

面倒くさいですがシカとかをムシャムシャします。

まあムシャムシャしてみると美味いもんで

また力も湧いてきます。

肉ってのはそういうもんです。

ただ、シカってのはどうしてもすばしっこいですから

とっ捕まえて肉にするのはどうにも面倒です。

そんなことを考えていたある日

クマさんは山の中で

呑気に山菜をとっている生き物に出会いました。

サルに似ているが、もう少し大きい。

ただ動きはサルよりもだいぶ遅い。

こいつは良いや、とクマさん

そいつが山菜に夢中になっている隙に

背中からがっと襲い掛かり

悲鳴を上げながらこっちを振り返ったところ

喉笛を食いちぎって

静かになったところで腸からムシャムシャします。

それが、今日本のあちこちで起こり始めています。

クマに出会ったら目をそらさず

静かに後ずされ。

そうコナン君でも言っていましたが

これはクマが人間を恐れている前提での対処法です。

愛護愛護と唱えるだけの肉の塊を

彼らはいつまで恐れてくれるでしょうか?

人間を恐れなくなったクマは

まずいなかっぺを全て肉にしてしまうでしょう。

ただ、それで完全に天敵を滅した彼らは

その後自然なバランスに納まるでしょうか?

捕食者を失った日本の山に

バランスを取り戻す力は残っているでしょうか?

いなかっぺを食いつくしても

バランスなんて取れる訳がありません。

田舎を全部自分たちの領土に変えても

なおも増え続ける彼らはエサと場所の奪い合いを続け

やがて都会に無防備な肉の塊を見出すことでしょう。

そのとき皆さんは

今のようにクマへの愛を貫けますか?

田舎の農地はその頃になれば、全て山に返っています。

皆さんが動物が可哀想だからと代わりに食べていた野菜は

もう輸入100%です。

でも、ここまで話せばお気づきですよね?

それはあなたが見てないところで

いえ、見たくないと目を伏せている間に

たくさんの動物達を殺し、奪って作った野菜です。

もはや都会の皆さんが動物への愛を貫くには

自ら肉になる他に、道はないでしょう。

以前、知人がクマに頬の肉を食べられたことがあります。

病院に担ぎ込まれた彼は、奥歯まで丸見えでした。

クマへの愛を説く皆さん

皆さんは左の頬を食べられたら

右の頬も差し出してください。

大丈夫。

恐れることはありません。

きっとインスタ映えしますから。



まあ、それはいなかっぺが無抵抗だったらという

仮定のシナリオに過ぎません。

安心してください。

私はインスタ映えするホラーフェイスよりも

自分と家族と友人達が大事なので

クマが来たら戦います。

皆さんの代わりに、クマさんをぶっ殺します。

その行為がどんなに野蛮だろうと

どんなに業が深いものだろうと

我々にもヒューマンライツがあるのです。

人間として、生き物として生まれてきたからには

肉にならないように全力で抗います。

アニマルライツを守る皆さんは

我々の前に立ちふさがりますか?

ならば皆さんも私の敵です。

生存競争を始めましょう。

思うに、この地球は

全ての生き物が笑って暮らすには

あまりにも狭すぎたのです。

だから、我々は哀しいかな争うのです。

様々な主義主張、結構。

ですが、どちらかが死ななければならないなら

あなた達が死んでください。





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